三陸道の事故多発区間 桃生津山ICー登米IC

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年間30回以上通行止めが発生

三陸沿岸道路の全線の中で、桃生津山インターチェンジと登米インターチェンジの間の事故通行止めが特に多いです。

2022年は
1/7(金)、1/18(火)、1/19(水)
2/23(水祝)
3/12(土)、3/28(月)
4/25(月)、4/30(土)
5/3(火祝)、5/7(土)、5/16(月)、5/23(月)、5/28(土)
6/28(火)
7/2(土)、7/10(日)、7/16(土)7/31(日)
8/17(水)
9/19(月)、9/24(土)
10/18(火)、10/20(木)、10/23(日)
11/27(日)
12/7(水)

2023年は
1/1(日祝)、1/27(金)
2/14(火)、2/26(日)
3/4(土)、3/20(月)
4/3(月)、4/23(日)、4/29(土祝)
5/3(水祝)、5/7(2件・日)、5/11(木)、5/15(月)
6/5(2件・月)、6/14(水)、6/18(日)、6/20(火)
7/2(日)、7/6(木)、7/13(木)、7/25(火)、7/31(月)
8/18(土)、8/30(水)
9/12(火)、9/16(土)
10/8(日)
11/5(2件・日)、11/22(水)

2024年は
1/1(月祝)、1/16(火)、1/24(水)、3/14(木)、3/28(木)

と事故による通行止めが発生しています。

この区間は追い越し車線のない片側一車線の対面通行で、ワイヤーロープの中央分離帯がある区間です。
三陸道全通後、桃生豊里から北のこの区間に「事故多発」「速度落として下さい」「ワイヤー区間」「中央側注意」「接触事故多発」「わき見注意」など多くの注意喚起表示が繰り返しされています。ワイヤーロープへの接触に充分注意して走行しましょう。

桃生津山ICー登米ICの交通量

国土交通省 東北地方整備局 仙台河川国道事務所 の三陸沿岸道路利活用戦略会議のウェブサイトによると、桃生津山ICー登米ICの交通量については記載がありません。
ただし、令和4年(2022年)12月の周辺のインターチェンジ間の交通量が公表されており、
鳴瀬奥松島ICー矢本ICの交通量 35,300台
石巻河南ICー石巻女川ICの交通量 29,200台
河北ICー桃生津山ICの交通量 23,200台
登米ICー登米東和ICの交通量 13,000台
三滝堂ICー志津川ICの交通量 12,000台
とありますので、
13,000台から23,200台の間の交通量と推測されます。
令和3年の道路交通センサスでは、桃生津山ICー登米ICの24時間交通量は16,667台です。

ワイヤーロープに接触する車の8割以上が走行不能になる

国土交通省の高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会の資料によると、
対面通行におけるワイヤーロープ区間はセンターポール区間に比べ、対向車との正面衝突による死亡事故が防げます。

一方、センターポール区間であれば、対向車線にはみ出た車両は対向車がいなければポールをなぎ倒すだけで走行車線に戻っていましたが
ワイヤーロープに接触した場合は自走不可になる場合が多く、通行止めになります。
2017年の委員会の資料によるとワイヤーロープ接触車両の85%が自走不可になっています。
また2022年の委員会の資料によると、直線(22%)や左カーブ(30%)よりも右カーブ(48%)の事故が多くなっています。上り坂下り坂による事故の差は無いようです。

なお、ワイヤーロープ支柱の上部に反射テープを巻き、デリネータ(支柱の上端にある円形の反射材)をつけることで、接触事故が7割減少したとの報告が記載されています。

通行止めポスト(X)の画像を見ると、桃生津山ICー登米ICの61.9キロポストカメラから見た成沢橋付近は、下りが右カーブであり、ワイヤーロープ支柱の上部に反射テープが巻かれ、デリネータもついています。
2023年2月にはワイヤーロープ支柱下部に青色の反射材が追加されています。
また、ワイヤーロープ周辺の黄色線や破線の一部に、タイヤが上を通過すると振動と音がなるランブルストリップスを施工している箇所を増やしています。

なぜワイヤーロープの接触事故が多く、完成二車線での中央分離帯の接触事故が少ないのか

南三陸沿岸国道事務所 大船渡出張所日記 2023年5月12日(第20号)には、令和4年度の大船渡・釜石管内で発生したワイヤーロープ接触事故が紹介されています。
そして、「三陸沿岸道路を走行する際は昼夜間問わず、スピードの出し過ぎ、ながら(脇見)運転せず安全運転を心がけて頂き、疲れた際は道の駅等で適度に休憩を取るなどして走行頂くようお願いします。」と書かれています。

また、東北地方整備局の令和4年度管内業務発表会では、登米周辺を管理する三陸道維持出張所が三陸沿岸道路の現状と課題という論文を発表しています。この文では「規制速度を超えたスピードでの運転、脇見運転、運転中のスマホ操作、無理な追い越し」とドライバーの原因が挙げられています。

以上、南三陸沿岸国道事務所ではワイヤーロープの接触原因として、スピードの出し過ぎ、スマホ操作や脇見運転、疲れによる集中力の低下や眠気が原因であると考えているように思われます。

また、完成二車線区間(中央分離帯がワイヤーロープではなくガードレールやコンクリートの区間)の接触事故件数について書かれていませんが、事故通行止めのXのポストを見ても、完成二車線区間での事故通行止めの知らせはかなり少なくなっています。

会計検査院の平成26年度 第4章 国会及び内閣に対する報告並びに国会からの検査要請事項に関する報告等 第3節 特定検査対象に関する検査状況 第3 高規格幹線道路の暫定二車線道路の整備及び管理状況について
に、暫定二車線と完成二車線の道路設計の図が掲載されています。

完成二車線

暫定二車線

完成二車線の場合は中央分離帯の設置のために1.5mのスペースが用意されていますが、ラバーポールの場合はスペースが用意されていません。

さらに国土交通省の 高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会の資料2 暫定二車線の高速道路の正面衝突事故防止対策の検証状況にはワイヤーロープを設置した場合の道路設計の図が掲載されており、その場合上り下りそれぞれ3.5mの道路幅を3.1mに狭め、中央に生まれた0.8mのスペースにワイヤーロープを設置しています。

ワイヤーロープ区間の場合は、走行車線が狭くなっており、ワイヤーロープとの間に余裕がないため、一瞬ハンドル操作を誤っただけでも、ワイヤーロープに衝突し、事故通行止めになります。

国土交通省による過去の通行止めポスト(X)

桃生豊里ICー登米IC4車線化について 登米市議会の会議録

登米市議会会議録検索より

2018年06月11日 平成30年定例会6月定期議会

議員 20番、沼倉利光でございます。三陸道桃生豊里インターから登米インター間の4車線化について市長にお尋ねを申し上げます。
 三陸道は登米市唯一の高速道路でございます。登米インターは県北高速幹線道路の接続により、今まで以上の重要なインターとなり、交通量も増加することが予想されます。そこで桃生豊里インターから登米インターまでの4車線化の早期実現が必要と思います。
 時間と経費のかかる事業でございます。国をはじめとする関係機関への強い働きが必要と思いますが市長の考えをお尋ね申し上げます。

市長 議員のご質問にお答えいたします。
 「三陸道桃生豊里から登米インター間の4車線化」についてでありますが、東日本大震災により高速道路の重要性が再認識され、三陸縦貫自動車道を含めた、太平洋沿岸軸に計画されていた自動車専用道路等が、復興道路として位置づけられたこともあり、三陸沿岸道路として加速的に整備が進められているところであります。
 県内の三陸沿岸道路の整備状況については、平成29年度末で126キロのうち27キロが事業中となっており、本年度も順次供用開始に向け、国において整備が進められているところであります。
 三陸縦貫自動車道は、本市にとって、広域地方圏の交流や連携を強化することはもとより、活力ある経済活動に不可欠な高速交通体系となっております。
 このようなことから、桃生豊里インターチェンジから登米インターチェンジまでの4車線化については、さらなる利便性の向上に向け、平成26年度より東部地域道路懇談会の場を通じ国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所へ要望を行ってきたところであります。
 また、4車線化に向けた整備について、国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所に確認したところ「平成28年度までに桃生豊里インターチェンジまでの4車線化工事が完成しているところであり、桃生登米道路の桃生豊里インターチェンジから登米インターチェンジまでの4車線化については、今後、三陸沿岸道路の延伸状況、みやぎ県北高速幹線道路の整備状況等を踏まえた交通状況や社会情勢の変化を把握しながら、必要な措置を検討してまいりたい」とのことでありました。
 しかし、三陸縦貫自動車道の4車線化については、平成28年度に桃生豊里インターチェン以南が供用開始されたことで、平均速度も大幅に向上し、かつ連続した高い走行性が確保されていることから、石巻圏及び仙台圏との所要時間が短縮され、物流産業への経済効果や通勤・通学、さらには、高度医療機関などへの通院や救急搬送などの時間短縮による効果は大きいものとなっております。
 さらに、みやぎ県北高速幹線道路の中田工区の供用を本年中に控えていることなど、三陸縦貫自動車道の4車線化については、大変重要であると捉えており、今後とも関係市町との連携を図りながら要望を継続してまいりたいと考えております。
 以上、答弁とさせていただきます。

議員 市長の答弁をいただきましてですね、三陸道の必要性とそれから4車線化についても認識は一緒だというふうに思っております。
 ただですね、これは残念ながらまだ私たち一般の方にはどうなんだろうという思いでですね、残念ながらよく知られていない状況で、あそこで終わりなのかなという思いもいればですね、いろんな考えの方もおりますのであえて今回ですね、この議場で4車線化のことについて一般質問の題にさせていただきました。
 4車線化の効果について先ほどの市長の答弁のとおりですね、やはり車がですね、平均的に高速で歩ける、飛ばせるということでですね、例えば登米インターから仙台の仙台港北までですね、66.4キロしかないんです、実際。これをですね、100キロ平均っていうのは結構難しいかもしれませんけれども、100キロ平均で行きますと仙台まで登米インターから約40分という、約40分。これ今まで登米市の中では、瀬峰、私たちが瀬峰さ行くときですね、瀬峰の駅まで40分以上かかると同じくらいの話ですからね。これを仙台まで40分弱で行けるという、そういった時代がおおよそ登米市にも来たのかなという思いであります。そういった中でですね、あえて担当部局に確認さしていただきますけれども、我々の中でですね、既に登米インターまでの4車線化の用地が取得されてるようなお話があるんですけども、そのことについてまず確認させていただきます。

建設部長 4車線化に向けた登米ICまで用地の買収ということでございます。国のほうに確認しましたところ、既に4車線化相当の用地については確保済みというお話をいただいてございます。

議員 そうであればですね、ぜひこのことについては早期に実現の方向を目指していただきたいというふうに思います。
 ネットで調べさせていただきました。4車線化について豊里インターまでの29年3月30日ということで、それから4車線化の枠がずっとありまして、東和インターまで4車線化の方向だという布陣。このネットではそういうふうに書いてあります。まずは私は登米インターまで必要なのかなというふうに思っていますけども、このことについて皆さんから情報いただきながら調べさせていただきましたけれども、現在の交通量、平成27年度ということで、前のデータでは公表されておりますけれども、桃生豊里とそれから津山インター間では1万4,572台という1日当たり。それから同じく津山と登米インターまでの1日当たりの現状の交通量が1万984台というふうに書かれております。このことは建設部も承知してますよね。

建設部長 先ほどの交通量については、27年度における全国の道路街路交通情勢調査により得ている数値ということで承知してございます。
 それから4車線化のお話でございますが、先ほど登米東和までという話しありました、登米ICまでが4車ということでございます。

議員 じゃあこれネットでついでにここまで延ばしたのかな。このようにですね、こっちには、ネットの中では記載されていたので、もちろん私も登米インターまでのお話しですので、そこは特別こだわるつもりはございません。
 そこでですね、この最初の国の考え方でいきますと、当初は実はもっとその考えがですね、何て言うんですかね、当初つくられたときの考え方は、将来の平成42年までの交通量はその登米インターで平成14年に完成、4車線というふうに当初はですね、ありまして、そのときの1日の台数は1万600台。既にそこを超えてるわけなんですけども、その後見直しをされまして、平成19年25年と見直しして、25年の事後評価では、完成の4車線についての目標は2万700台に増加している状況であります。そこでですね、今お話ししました現状で、これ平成27年の先ほどの1日当たりの交通量1万984台というのがありますけれども、この中でですね、今後、既に志津川まで通過、南三陸ですね、までいっているそれが気仙沼まで延伸したときに、ここの交通量は今まで以上のこの交通量になるというふうに相当されますけども、それについては建設部はいかがでしょうか。

建設部長 将来平成42年の交通量ということでお話をさせていただきますと、桃生登米道路、いわゆる登米ICまで、桃生豊里から登米ICまでは26、25年度の再評価、事業の評価の段階で平成42年段階で2万と700台というふうに見込みでございます。
 それから登米ICから釜石までについては、同じく平成42年の将来設計の交通量でございますが、1万1,090台、1万1,900台というふうに見込んでいるということでございます。

議員 いずれにしましてもですね、残念ながらこれは、残念っていうんですかな、我々にとってはとってもいいことなんで、無料化になってますから、交通するためにですね、お金を払って、はいっていうようなことがないので、現実の毎日の交通量を目にする、測ることができないのが現実でありますのでこのようにですね、毎年度でなくてですね、何年に1回の調査というふうに思います。それはやむを得ないんですけども、見た目に私が数えてはいませんけれども、見た目にですね、もう志津川まで開通した時点で、かなり交通量が増えているというふうに思われます。これが気仙沼までつながりまして、もっともっとすごい交通量になるというふうに予想されます。
 そこでですね、十分ご存知だと思いますけれども、この県北、高速幹線道の関係なんですけども、このことについても調べていただきましたので、あえてここでお話ししますけども、これが開通した時点での交通量というのは1日9,900台。これを合わせますとですね、楽に2万台を超える。まして今言ったように、現時点でのお話しで27年度の話でありますから、これが志津川であり、それから気仙沼まで宮城県の中で開通していくと、この交通量はすごいものになるというふうに思われますので、私はこの目標も完全にクリアする目標だというふうに思います。
 やはりこのことについてはですね、市長の答弁のとおりありますけれども、やはりもっと目に見えた形の活動がほしいのかなというふうに思います。陳情であったりしっかりですね、市民にわかるようなそういった方向の運動をぜひしていただきたいというふうに思いますがいかがでしょうか。

建設部長 市民に見える形の要望ということでございます。市長先ほど答弁しておりますとおり、26年度から国に対しては4車化についてのご要望はさせていただきました。ただ見える形という形ではこれまでは行なってないわけでございますが、今後について議会含めてご相談させていただきながら常任委員会等と相談させていただきながら何ができるかという部分については検討させていただきたいというふうに思ってございます。

議員 実はですね、多分建設部長も十分ご存知だと思います。この豊里登米インターまでの約13.8キロ。この間には日高見大橋とそれから鴇波トンネルあります。実はこれを調べて頂戴って言ったら、そこの分だけ特定して事業費を出すことできないというふうに言われましたので、国のほうの回答は得られなかったんですけども、もしこれがですね、4車線化にしていった場合に、この橋とトンネル、日高見大橋825メートル、鴇波トンネル990メートル、このものをですね、もう一度一つつくるとなるとすごい事業費になるというふうに思われます。
 そこでこれはお近くの国会議員の事務所から資料をいただいてきました。新しい方法でいい方法がありますと。それは暫定2車線区間の対策として、付加車線設置、つまり追い越し車線をずっと長くする。そしてトンネル付近で2車線にする。そして橋の付近で2車線にするというというそういった方向でやっていくのも一つの方法ではないかと。トンネルと橋はある程度つくらない。なぜかというとですね、実はここにはね裏があります。これは確定でありませんので一つの情報としてなっと困るので、あえてここで無料区間ついて国の一つの基本の方針のポイントがあります。無料区間については4車線化は周辺のネットワークや整備の経緯を踏まえつつ地域の意見を聴収した上で、利用者負担つまり有料にするとか、事業に対してのお金をかけるというそういったですね、危険性があります。全線を4車線化にした場合に、ですからそこはあえて目をつぶって、今言ったように、その分はあえて2車線にして、この資料をいただいた付加車線設置、追い越し区域をトンネル直前、橋の直前後につける。インターの近くにいますと、ほとんど前後500メートルずつ1キロぐらいのですね、インター近くにいくと、追い越し車線がついています。その間を除くと約2キロ近くを2車にしてあとは4車線という、そういった方法のほうが実現が可能なのかというふうに思われます。そういった実量に伴ったですね、手法も一つの方法だというふうに、何て言ったらいいですかね、情報としてありますので、このことについて市長の考えをお伺いします。

市長 お答えをさせていただきたいと思います。これまでの中で登米市が一番必要としていたのはやはり自動車専用道路であったろうと、そういうふうに思います。おかげさまで三陸道は登米市内全線開通供用開始をいただいておりますし、今、県北幹線高速道が営為工事中で2期3期4期と今、順次工事が進んでおるところでございます。そうしますと先ほど沼倉議員のお話にありましたように、縦軸二本に横軸ができるということで非常に使い勝手のいい道路体系ができるんだろう、そういうふうに思います。そうした中での今の豊里から登米インターまでの4車線化でございますけれども、確かに私も土地は取得はしているということは伝え聞いてはおります。ただ先ほどおっしゃっていただいたように橋とトンネルが非常に今言った意味では工事をもし4車線化する場合の大きなネックになるんだろうということは、私のような素人でも十分承知できます。ですから今のようなアイデアがもし実現可能であるとするならばそれは一つの方法論だろうとそういうふうにも思います。その辺も少し国のほうにもちょっと私なりに確認をしてみたいなと、そういうふうに思うとことでもございます。

議員 ぜひですね、私たちは先ほど申しましたように、豊里インターまで4車線化しただけでもですね、かなり石巻だったら仙台もうんと近くなったような感じしますからね。これはさっき言ったように、確かに前後1キロぐらいずつですね、そういったことが計2キロちょっとがですね、2車線になっかもしれませんけども、それでもかなりの交通の利便性が高まるのかなというふうに思われます。そこでもう一つですね、これ市長ですね、ぜひ市民に訴える方法として、インター付近に登米市4車線化実現の看板を立てですね、やっていくとかというふうにすると、利用される方、市民の方にとても登米市の意欲が示されると思いますけども、そういったことについての考えはいかがでしょうか。

市長 大変いいご提案だと思いますので早速検討させてください。

2022年02月22日 令和4年定例会2月定期議会

議員 21番、伊藤 栄です。
 交通インフラについて2件ほど通告しております。
 まず初めに、みやぎ県北高速幹線道路についてであります。
(中略)
 2問目、三陸縦貫自動車道についてであります。
 昨年12月には、岩手県宮古市までの全線が開通しました。東日本大震災の復興道路として、また宮城県北高速幹線道路は復興支援道路として、それぞれ整備されたものであります。
 これまで沿線自治体は、まずは全線開通を最優先するということで、強い要望などは控えていたようでありますが、待望の全線開通となりました。下り路線登米インターまで4車線の用地は既に確保されておりますので、暫定2車線の改修に向け、関係機関に働きかけをすべきではないかと考えますが、市長の考えをお尋ねし、1問目といたします。

市長 議員のご質問にお答えいたします。
 1点目のみやぎ県北高速幹線道路についてでありますが、みやぎ県北高速幹線道路は、縦軸となる東北縦貫自動車道と三陸縦貫自動車道を結ぶ横軸として、産業・観光の活性化や物流の効率化、さらには高次救急医療のアクセス道路としてなど、暮らしと命を守る重要な道路であります。
(中略)
 このようなことから、今後においてもみやぎ県北道路の重要性は非常に高いものと捉えており、V期区間の早期事業化と、三陸縦貫自動車道登米インターチェンジへの相互乗り入れについて、引き続き国や県に対して強く要望してまいります。
 2点目の、三陸縦貫自動車道についてでありますが、昨年3月に宮城県内の延長126キロメートルが、そして12月には青森八戸間までの総延長359キロメートルが開通したことにより、物流産業への経済効果や通勤通学だけではなく、高度医療機関などへの通院や救急搬送の際の時間短縮など、その効果は非常に大きいものと捉えております。
 ご質問にあります暫定2車線の解消については、石巻市、東松島市、本市及び国土交通省仙台河川国道事務所が構成員となる東部地域道路懇談会において、4車線化の整備についてこれまでも要望してきたところであります。
 国による4車線化に向けた整備状況は、平成28年度から桃生豊里インターチェンジ以南について4車線化事業が行われ、整備区間完成とともに石巻圏及び仙台圏への所要時間が大幅に短縮されております。
 また、昨年11月には桃生登米道路の桃生豊里インターチェンジ以北約1キロメートルまでの区間は、付加車線による整備がなされ供用開始されております。
 これらを踏まえ国からは、桃生津山インターチェンジから登米インターチェンジ間については、全線開通した三陸縦貫自動車とみやぎ県北高速幹線道路の交通状況の変化を把握しながら必要な措置を講じていくと説明されております。
 本市としましても、交通量増加に伴う安全性の確保や災害発生時の広域交通ネットワーク構築のために、三陸縦貫自動車道の4車線化整備については大変重要であることと捉え、今後も、近隣市町と連携を図り、議会のお力添えもいただきながら、関係機関に対し継続して要望を行ってまいります。
 以上、答弁とさせていただきます。

議員 2か件の答弁をいただきまして、随分やっているな、やろうとしているなと、まずは感じました。
 それで、2問目の質問は三陸道から入りたいと思います。
 この三陸道は期成同盟会が現存していますでしょうか。近隣市町と連携となっていますけれども、今でもあるのかな。全線開通になりましたけれども、首長さんたちの期成同盟会、全線開通、何かそういうのはありますか、今で。

建設部次長 三陸道の期成同盟会の関係でございますけれども、これまで三陸道の期成同盟会については結成されておりません。つくられておりません。
 以上でございます。

議員 三陸道は、振り返りますと、町のときにありました。早期実現。特別委員会があったものですから、関係沿線の自治体でもあるのかなと思ったんです。よろしいです。
 三陸道はすぐ私のまちにありますので、たまに見上げますと、頻度の割合から言わせれば、まれにですが、頻繁に、度々、まれに、全くまれに幹線道路が大渋滞になるんです。それで、何かあったのかなとよくよく調べますと、やはり三陸道の交通事故であります。それで、所在が登米署ですのでお伺いしましたらば、高速道路は全て宮城県警察高速隊ですよと言われまして、そこに身分を明らかにし照会しました。ネットでも公開されていますがネットだけでは余り大ざっぱで、私は東松島から登米インターまでの区間を知りたいんだということを申し上げましたらば、後で詳しく頂きました。たまにありますので気になったものですから。
 令和3年度はまだ終わりませんけれども、交通事故が13件ありました。そのたびに通行止めですので、登米ならず津山まで大渋滞になります。昨年から中央分離帯にガードワイヤーが張られました。その前は赤いポールでやっていたんですけれども、あれとて不十分。
 それで、私がなぜこれを質問したかといいますと、実は仙台から志津川まで4車線の計画なんです。現在は4車線は、市長答弁ありましたように、豊里桃生、そこから一部津山までやっています。計画は4車線なんです。今は暫定2車線。そしてスピードもなんです。私は少しオーバーしているかもしれませんが、最高速度70キロ。設計は100キロですけれども、現在の最高速度は70キロです、市長。それで、登米インターまでしっかりと当初から用地確保されていますので、この暫定を早く直してください。解消してください。ここだけなんです。関係機関に対して継続して要望を行ってまいりますと、ここも力強くありましたので、なおご意見あれば、いただきたいと思います。

市長 先般、答弁でも申し上げましたけれども、東部地域道路懇談会が開催をされました。その会議の中でも、石巻市長、東松島市長、私と3人で、何とか登米インターまでの4車線化をなお一層強力に推し進めようではないかということで、もちろん当然意見が一致したわけでございますけれども、それでは、この東部のメンバーだけでは少し弱いだろうということでございまして、その先にある南三陸、それから気仙沼、こうしたところにもぜひ協力をお願いしようではないかという話でありまして、そして登米市長からこの2人にお話をしてくれということがありましたので、南三陸町長、それから気仙沼市長にもこのお話はさせていただきました。気仙沼のほうまで4車線化ということではございませんけれども、やはり登米インターまで4車線化になるということは、非常にその沿線の自治体にとっても非常に助かることだということでございますので、大変意見が一致をいたしておりますので、なお一層こうしたメンバーを加えまして、要望活動を強力に行っていきたいと、そのように思っております。

2023年02月17日 令和5年定例会2月定期議会

議員 21番、伊藤 栄です。
(中略)
 三陸縦貫自動車道は、大震災の復興道路として一昨年、待望の仙台宮古間約240キロメートル全線開通となりましたが、計画路線の一部はいまだに2車線区間となっております。この区間は交通事故が多く、対向車線をも巻き込んで上下線がそのたびに通行止めとなり、迂回路となる一般道路は大渋滞となることからも、経済など麻痺状態となります。一刻も早く4車線化を実現していただきたいのでありますが、県当局からどのような説明を受けているのかお伺いするものであります。
 三陸縦貫自動車道の桃生豊里インター以北の4車線化やみやぎ県北高速幹線道路のフル規格化実現のため、早急に市民総ぐるみで同盟会等を立ち上げ、強力に要望活動を展開してはどうかと考えておりますが、市長の考えをお伺いするものであります。
 以上。

市長 議員のご質問にお答えいたします。
(中略)
 次に、三陸縦貫自動車道の一部2車線区間の4車線化について、当局からどのような説明を受けているのかについてでありますが、三陸縦貫自動車道は一昨年3月に、県内の延長126キロメートルが、12月には青森八戸間までの総延長359キロメートルが開通したことにより、物流産業への経済効果や通勤通学だけではなく、高度医療機関などへの通院や救急搬送時の時間短縮など、その効果は非常に大きいものと捉えております。
 一部、2車線区間の4車線化については、本市のほか、石巻市、東松島市、国土交通省仙台河川国道事務所及び国土交通省、南三陸沿岸国道事務所が構成員となる東部地域道路懇談会において、継続して要望してきたところであり、一昨年11月には桃生登米道路の桃生豊里インターチェンジ以北約1キロメートルまでの区間は、付加車線による整備がなされ供用開始されており、国土交通省からは今後も関係機関と調整していきたいとの説明を受けております。
 また、桃生豊里インターチェンジから登米インターチェンジ区間の一部の2車線区間に整備されている中央分離体のワイヤーロープへの接触事故に伴う通行止めによって、本線及び迂回路となる一般道の交通渋滞が発生していることについては、私も、道路管理者である国土交通省南三陸沿岸国道事務所も十分認識しているところであります。
 このようなことから、通行の安全確保、移動速度の向上、交通量の誘導を行った上で、三陸縦貫自動車道の4車線化整備は大変重要であると捉えており、今後も近隣自治体と連携を図るとともに、議会のお力添えをいただきながら、継続して関係機関に対して強く要望してまいります。
 次に、「早急に市民総ぐるみで同盟会を立ち上げてはどうか」についてでありますが、みやぎ県北高速幹線道路5期区間北方バイパスの整備及び三陸縦貫自動車道の一部2車線区間の4車線化は、みやぎ県北高速幹線道路整備促進期成同盟会及び東部地域道路懇談会等の要望会活動を継続することが最優先であると考えております。
 市民総ぐるみの同盟会は、国や県に対し市民の声をつなげる有効な組織であることは認識しておりますが、みやぎ県北高速幹線道建設促進期成同盟会と東部地域道路懇談会の会員は、近隣関係市町で構成されており、市民総ぐるみの同盟会の設立に当たっては、構成市町に属するそれぞれの関係団体との様々な調整が必要になることから、今後構成市町の意向も踏まえ検討してまいります。
 以上、答弁とさせていただきます。

議員 これからは2問目となるんでしょうか。実は、このように議員活動しますと、私に市民から様々な要望、あるんですけれども、一番は三陸道4車線化、そしてみやぎ県北高速幹線道路直接乗り入れと現道利用解消、これが最も多く寄せられております。だから、何回も何回もやってるんでしょうか。
 それで、今、市長の答弁聞きながら感じたんですけれども、何か私、通告書に三陸道への直接乗り入れ、これ通告していなかったんですけれども、市長が様々な形で要望しておりますけれども、その要望の中に直接乗り入れ、入っていますか、これまず確認したいと思います。

建設部長 三陸道への直接乗り入れ、登米インターチェンジ付近の件だと思います。これにつきましてはこれまで、東部地域道路懇談会の中でも正式な要望書に記載しているわけではございませんけれども、しっかりとその直接乗り入れについても4車線化と併せて、県及び国のほうに要望してきているところでございます。
(中略)

議員 安心しました。目をつぶって市長の答弁を聞きますと、かなり立場でそれぞれの関係機関にいろんな要望活動をしております。しかしながら、要望活動している割には、この県北高規格幹線道路です。令和8年度(仮称)登米栗原インター、開通後に検討したいということですね。それは前々からです。最近、随分動いているようなんですが、県では一向に動いてないのかな、聞く耳ないのかな。私は、今、事業中の(仮称)栗原インター、東北縦貫道路、この事業終わってから力こぶを入れては、とてもとてもはるか先のことではないのかな。今、実際に動いているこのとき、登米市のいわゆる懸案の要望、しっかりとやるべきではないのかな、こんなふうに思っているんですが、いかがでしょうかね。見解の違いかな。

市長 まさしく、私も同じ見解でございます。ですから、国あるいは財務省への要望も、実は実施主体、事業主体は県でございますけれども、県もなかなかその5期、4期区間が終わるまでは、なかなかその腰が重いということが常々、私にも肌で感じておりましたので、まずは県のほうに直接談判をさせていただきまして、昨年の秋の国交省並びに財務省への要望に、ぜひ県も同道しろと、それを申入れをいたしまして、ようやくそれが実りまして、昨年は県の道路課長が私と一緒に宮城県からということで、国交省と財務省に同行していただきました。また、答弁でも申し述べておりますけれども、つい先日、東北地方整備局長がおいでになったときも、県はこちらの土木事務所と併せて県の道路課長がまた直接見えて、東北地方整備局長にいろんな形での説明をしていただいたところでございますので、県も私の感触としては、一歩踏み込んだなと、そういうふうに感じておるところでございます。

議員 私にもその波は感じられるということであります。前回も今回も、市民総ぐるみの同盟会。私は市長が県北道路、いわゆる同盟会の会長になっていますね。それから、三陸道の東部地域道路懇談会持って、その組織でどんどん動いてますね。それは全く否定するつもりはございません。それは、やっぱり首長しか分からない、首長しかできない組織体でありますので、その組織体でどんどん動いてください。
 それで、なぜ、地元住民を巻き込んでと話します、何回も質問するかと申しますと、私はまず首長は、定例と言って申し訳ないんですけれども、市長の顔、これは7万幾らの代表ですから、これは当然ですよ。しかし、登米市には、いろんな団体、経済団体、産業団体いっぱいあると思います。その方たちが、私も冒頭話したんですけれども、一番要望あるのがドライバー、現道利用の不自然極まりないこと。そして、私はこれは、市長、何と思うか分かりませんけれども、様々な関係団体、呼びかけをして一緒に同盟会をつくって、強力ないわゆる要請できませんか。呼びかけをして全く反応がない、市長一人にお任せをしますと言うんでしたらば、私は何も言いません。呼びかけもしないで、やっていないようで、今の首長たちで十分あるいはこの組織、構成懇談会で十分だというふうに市長は言っておりますけれども、私は前例がありますので、幾らも前例ありますので、ぜひ市民の様々な方と一緒に同盟会をつくって、大きな組織体で動いてはどうなのかなという思いなんです。これはどうでしょうか。

市長 確か、昨年の質問でも、同盟会のお話があったかと私も記憶をいたしております。確かにこうした組織、あるいは首長を中心とした組織で国あるいは県、財務省に要望に歩いておりますけれども、やはりその地域の住民の皆様方の要望を、私としては、当然そういうふうに受け止めておりますので、地域の要望、特にその北方バイパスの場合は通学路でもあるし、それから災害の関係あるいは救急の関係でも非常に重要な道路であるので、なるべく早くミッシングリンクの解消に努めてほしいのは市民総意の望みである、要望であるということは、常にそういうふうに申し上げております。
 ただ、伊藤議員がもっとしっかりとしたそういう同盟会を立ち上げたらどうかというお話でございますけれども、市民の総意、そうしたものをどのような形で表すかということは、私もいろいろ考えてはきておりますけれども、今ようやく県のほうも少しずつ動きつつあるところでございますので、どのような形で、市民の総意同意を、総意を国県にお伝えするかということを、今少し時間をいただいて考えさせていただきたいと思います。

議員 先ほどの答弁、同盟会の立ち上げにはかなり消極的だなという感じがいたしました。つまり、市長も副市長もご存じかと思うんですけれども、県北道路第2期区間中田工区、あれは合併後に、とにかくこの計画区間を事業区間にやってください。かなり動いて、平成30年に開通になったんですよ。中田工区は計画期間あったんです、合併のとき。ですから、県ではこれはやらなきゃないってことで平成30年度に落成やったの、供用なったの。今のみやぎ県北高規格幹線道路は、計画化も何もありませんよ、未定なんですから、だから、私は市民を巻き込んで、市長の首長たちの同盟会と一緒にやって、市民の顔見えるような組織体も必要ではないかと言っているんです。これは答弁要りません。ぜひお願いしますよ。
 それからもう一つ、モニター1。これ見えますか、皆さん。左側は東北縦貫道路あるんですけど、右側三陸縦貫自動車道です。私も知っている地域高規格道路というのは宮城県に3本、岩手県2本だと思います。間違いだければ後で言ってください。みやぎ県北高速幹線道路除いて、あとの4線は全て東北縦貫自動車道と三陸縦貫自動車等に直接乗り入れになっています。なぜ、みやぎ県北高速幹線道路だけ直接乗り入れになってないのか。一部現道利用なのか。ここです。ここをしっかり頭に入れてください。お願いしたいと思います。
 三陸道に入ります。モニター2番目、これちょっと細かいので、見えないと思うんですけれども、タブレットですよ。橙から赤。全線開通なったことにより通行量がやはり増加しています。大幅に増加しています。そして、この高規格道路は三陸道と東部道路を結ぶ線なんですけれども、一番に考えるのはまず通行量でしょうということを開通全線するために必要なものは、やっぱり客観的に通行量ですよと思いますね。ところが、岩手県の釜石花巻道路、盛岡宮古道路、通行量何台あると思いますか。かなり落ちるんです。でも、縦の線にしっかりとつながっている。宮城県の南部、北部はかなりの交通量でもちゃんとつながっている。通行量。
 次、お願いします。見えますか。俺、見えないな。これ、事故です。これは、令和4年度、まだ終わっていません、1月現在、宮城県警察高速交通隊からの資料です。人身事故6件、死亡事故はゼロでありました。物損事故105件、いや、見えねえな。つまり、こんなにあって通行止めが31件。
 次、お願いします。こっちのほうがいいのかな。これは、南三陸国道になっていましょう。出したものであります。ここのインター規制は、令和4年度43件。大きな違いは、工事によるものだと思います。つまり、通行止めによって一般道路がどれだけ渋滞なるか。この数字見て分かりますね。麻痺するんですから。私、近くにおりますから、通行止めのときはすぐ行って見るんです。本当にということ、分かりましたね。
 次、お願いします。私、登米市、登米郡の中で偉大な政治家は誰かということをいろいろ考えてみたんですけれども、この方は豊里町では日本国宝と言ってます。佐藤省三翁の像。これ、豊里の駅前にありますけれども、気仙沼線の線路、豊里に持ってきた方です。前谷地から豊里に持ってきた方です。国鉄を動かして持ってきたんですよ。だから、こういう銅像があるんです。一度皆さん見てください。もし、時間あればオンラインで、佐藤省三見てください。
 次、お願いします。これは皆さんご存じかと思いますけれども、JR東北新幹線くりこま高原駅の前にある長谷川峻衆議院議員の像であります。次、お願いします。これは東北縦貫自動車若柳金成インターです。頭に入りましたね。
 何を申すかと申しますと、やっぱり政治の力です。佐藤省三さん、今生きていれば119歳なるんですけれど、まず期成同盟会をつくって、そういうすごい力を入れて、何とかこの地域のために線路を持ってこなきゃないということでやったんですよ。次の長谷川、くりこま高原。これだって、市長はご存じだと思いますけれども、新幹線の開業前、はるか前に構想があったんです。栗駒高原、あの辺につくらなきゃない。構想はあったんです。それを具現化させたのが築館町長。期成同盟会をいち早くつくって、そしてその後、この辺の1市23町、近隣の市町村を一緒になって期成同盟会をつくって、そして長谷川、当時の衆議院議員、かなりの力を得て、これやったんです。請願駅、当時は、1市23町でそれぞれの30何ぼ、30何億円、そして県と一緒に出しました。ですから、十何年前にくりこま高原駅、エレベーター改築したときも、登米市から応分の負担があったと思います。ご存じだと思います。副市長もご存じだと思いますが。それからもう一つ、若柳金成インター、これも請願インターです。当時の金成、若柳町で2つの町がかなり期成同盟会をつくって本気になってやったんです。
 私は、こういう例が身近にあるんです。だからこそ、私今回言っているのは、何も市長に対して無理強い言ってるつもりはございません。そしてこの銅像、もう1回出してください。やっぱり、市民、県民、この辺の方は、銅像は一番の敬意を払って尊敬する人でしょう。常にあがめ奉るというんでしょうか。これ以上のことはない。やっぱり、我々はいつまでたっても知るべきだと思います。だから、こういうふうに前例がありますので、市長、思い切ってやってください。私は、今の銅像を見て、市長の感想、いかがですか。

市長 こういう質問が来るとは思いませんでしたけれども、やはりその先人の、そうしたその功績に対して、地域の皆様方がそうした形でずっと先までその記憶をしっかりと持っていただきたい、感謝の念を忘れてはいけないという思いでの銅像であったんだろう、そういうふうに思います。確かに、請願であったりなかなかその当初は予定になかったところに、そうしたものをつくるときには、どうしても地域の皆さん方の強い要望、それからもしかすると、政治力も幾らかあるんだろうというふうに思っております。
 私どもも三陸道のインターを開設するときには随分地元の代議士にお願いをして、随分頼んで、当初は予定になかったものができたということも、当然経験をいたしておりますので、そうした形での地域の盛り上がりというのは確かに必要であろうと、そういうふうに思います。ですから、先ほど答弁で申し上げましたように、その地域の盛り上がり方、あるいはその要望の度合いの強さをいかにして伝えるかということを、今、伊藤議員から言われたことをしっかりと念頭に置きながら、あるいは地域の皆様方のご意見も参考にしながら考えてまいりたいと、そういうふうに思います。
 決して、必要でないとは決して私も思っておりません。できるなら、そうした組織は幾らでもあったほうがいいに決まっております。それがどのような形でやるかということは、これはかなり慎重にやらないといけないと、ただそういうふうに思っております。

議員 確かに、この三陸道や県北道路、市長独自でできるものでありません。相手が、県であり国であります。私は三陸道、下りは登米インターまで現在は暫定2車線ですよ。計画はしっかりと4車線になっているんですから、そして志津川まで私は、暫定2車線かな、こう思っておりましたらば、志津川までは完成2車線だそうです。それ確認、この間してきたんですけれども、登米市まで、計画4車線ですからね。だから、私言うんです。計画があるんですから、だからもっとスピードを強めてやってくださいということ。そしてそのためには、事故件数も通行量も、それから何よりもモニターです。これモニターが弱いのかなって感じしますね。私は、無理強いでは決してないと思います。こういうことをしっかりと市長、国県に訴え、自分の仕事としてやってください、力を入れて。
 いろんなことを話しましたけれども、市民と一緒に、市長単独で行動するのもいいんですけれども、市民の皆様方の、もっと力を借りて大きい組織体で動いたらばどうかということを最後に申し上げまして、私の質問を閉じたいと思います。また、市長答弁いただきます。

市長 私一人が単独で動いても、物事は全く動かない。そういうふうに私自身もそういうふうに思っております。ですから、この道路に関係する自治体をすべからく巻き込んで、もう完成した地域にあっても、そこからここへ行くまでにはこの道路が必要なんだという、そうした訴え方が今後ともしっかりとした形で、国県によって訴えられるような形をしっかりと形づくってまいりたいと、そういうふうに思います。

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