三陸沿岸道路のこれからの進化スポット

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2021年に仙台ー八戸間の全線が開通した三陸道ですが、
今後の工事で便利になるスポットについてまとめました。

道の駅東松島（上り矢本PA接続）

2024年11月27日開業予定
道の駅が矢本PA上りに接続する形で開業します。
（2024年5月現在矢本PA上りの自販機が撤去され、上り側売店のイートハウスも閉店しています）
道の駅東松島公式X

歌津北ICフルインター化

2025年度完成目標（2024年5月時点工事中）
現在は仙台・石巻方面の出入口のみのハーフインターでしたが
フルインター化されます。旧歌津町の地域から気仙沼方面への行き来が便利になります。

山田北ICフルインター化

完成時期未定（令和6年度は調査設計、用地買収を推進）
現在は山田方面の入口・出口で、三陸道で宮古方面には行けません。
台風時に並行する国道45号線が冠水し、宮古方面が通行不能になるおそれがあるためフルインター化されます。
インターチェンジの近くにはびはんストア、ホームワンサトーがあり、買い物も便利になります。

津軽石PAトイレ設置

完成時期未定（令和5年事業開始、令和6年度は工事を推進）
トイレがなく、駐車マスもない津軽石PAにトイレが設置されます。

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田野畑チェーンベースー道の駅たのはた接続

着工決定
田野畑村は国道45号思惟大橋に隣接した「道の駅たのはたパーク思惟大橋」を三陸道田野畑チェーンベース隣に移転、「道の駅たのはた思惟の風」として2021年に開業しました。2024年現在は田野畑CBと道の駅との間の通路は「緊急連絡路」となっており、ゲートが閉鎖していて通行できません。

田野畑村会議録によると、接続に向けて行政機関との調整を行っているとのことです。

2024年8月30日に国土交通省が接続に合意し、着工することになりました。

野田IC産直移転

2024年度着工目指す
三陸鉄道陸中野田駅前にある「道の駅のだ」の、観光物産館ぱあぷる・産直ぱあぷるの機能を野田IC出口交差点の北東隣接地に移転させます。ニュース記事では普通車用駐車場83台とあり、現在の陸中野田駅前の50台に比べ広くなっています。

野田村：2025年オープン予定！交流物産等複合施設の名称を募集します（応募締切済み）に新施設の概要が掲載されています。

洋野種市ICフルインター化

完成時期未定（2024年5月時点工事中）
岩手県最北にある洋野町内の3つのインターチェンジ、洋野種市IC、洋野宿戸IC、洋野有家ICはすべてハーフインターですが、洋野種市ICがフルインター化されます。現在は八戸方面の出入口のみのハーフインターですが、種市地域から久慈方面に行くのが便利になります。

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実現が未定な箇所

暫定2車線区間の4車線化（特に桃生豊里～登米間）

東日本大震災前に完成した区間、事業化された区間の多くは中央分離帯に設置されたワイヤーロープ区間で、震災後に建設された区間は中央分離帯がある完成2車線になっています。完成2車線でも岩泉周辺と普代周辺はセンターポール区間です。ワイヤーロープ区間は登米周辺以外でも八戸周辺、大船渡周辺で接触事故・通行止めが多発しています。三陸道の事故多発区間　桃生津山ICー登米IC にもあるように宮城県の沿線自治体では暫定2車線区間の4車線化の要望を行っています。

大沢PA（上り）

岩手県から宮城県に入ってすぐに「管理用車通路」の分岐があります。

東日本大震災後に作成された気仙沼市の復旧・復興に係る全体図（唐桑地域）にはこの場所に大沢防災PAの設置と、地場特産品販売施設事業（H25.9～H31.3見込み）と記載されています。実際には需要が少ないと判断され、周辺地域からの緊急避難道路が整備されて管理施設のままになっている様です。敷地としても下りの船河原PAに比べ3分の1程度の狭さなので現状ではPAとしての共用は難しそうです。

ただ、この周辺の三陸道は、休憩施設が少なく（道の駅高田松原はインターからやや遠い）、追越車線が14km以上ない、この先BRTが時速60kmで走行し、勾配もあり車両が低速走行になりやすい（三陸道は遅い車を追い越せない）区間ですので、駐停車できるPAがあると便利だと思います。